中一ギャップは小中の連携が重要

中一ギャップが原因?中学校に入学後不登校になる子どもたち

中1ギャップ(ちゅういちぎゃっぷ)をご存じでしょうか?小学6年生から中学1年生になったとき学習や生活の変化になじめないこといいます。勉強面での大きな違いは、中学で英語の授業が始まることと授業体制となります。小学校は学級担任制ですが中学校は教科担任制です。中間テストや期末テスト・実力テストなどがあります。
小学校から中学に入学するタイミングと思春期という難しい時期が重なり要因は複合的ですが不登校児童が急増するのは、中学1年生、進路や受験を前に中3でピークを迎えます。

 

学年別不登校生徒数

生活面や人間関係の変化では、小学校のときは無かった部活が始まります。部活動は、厳しい先輩がいたりタテ関係が始まります。朝練や半強制的な自主練などもはじまります。中学校生活に慣れる前にカラダには疲れが溜まり始めます。部活内で対人関係のつまづき・イジメ問題が勃発することも少なくありません

 

中1ギャップで休みがちになり不登校のきっかけとなることも多いため小学校と中学校の教職員が連携し不安感を抱えないようにしなければいけない時期となります。

 

不登校が増える中学1年、中1ギャップを解消するために小学校高学年になると英語・体育・社会・理科などの科目を担任以外が教える教科担任制を用いることもあります。中学校の教員が小学校に行き授業を行うなど小中連携した取り組みが不可欠となります。入学前に保護者とともに部活体験や授業体験を行ったり中学校の先輩が中学校に関する説明をします。

 

中一ギャップは、不登校だけでなくクラス内でのいじめなどとなり表面化することもあります。名付けたのは、新潟県教育委員会だそうです。

 

不登校になりやすいのは??

 

  1. 自分から友達にかかわることが苦手
  2. 自分から先生にかかわることが苦手
  3. 場にふさわしい言動かどうか判断するのが苦手
  4. 周囲の子のかかわりで配慮が足りない
  5. 進学後ほめられる機会が減った
  6. 欲求不満への耐性がみについていない
  7. 論理的抽象的思考が必要な学習が苦手
  8. クラス学年を超えた居場所や人間関係がない
  9. 理由を問わず欠席遅刻早退が多い

 

小学校では、担任の先生が、すべての授業を見てくれて休憩時間や放課後に担任と密接につながっていたものの中学校では教科担任制そのため先生に質問をする時間がない・・学習のつまづきが不登校につながると仮定し幼稚園保育園小学校中学校一貫教育プロジェクトをすすめることで中1ギャップを解消しようという試みをはじめたところ効果があらわれたといいます。

 

また学習面では、小学校を卒業したとき春休みの宿題を出すことで中学校へ通う自覚を持たせる試みも効果があるようです。文部科学省の全国調査では、不登校の中1は小6のおよそ3倍。いじめは、小学校の倍の件数になります。中学校では、部活動もはじまり上級生との関係も複雑になります。

 

娘の通う中学校でも小学6年生と中学の連携で中1ギャップを減らす試みがあります。同じように保育園の子が、小学校の校舎で数時間「小学校で勉強すること」を勉強する時間が設けられるようになりました。新しい環境に慣れるため適応するための措置です。


中学生の保護者の過半数が知らない「中1ギャップ」

中1ギャップがきっかけとなり不登校になる子どもが増えています。もともコミニケーションが苦手な生徒が小学校時の友人や教師の支えを失う「喪失不安増大型」で学校に通えなくなるタイプと、小学校では、リーダー格で活躍していた生徒が中学校で居場所を失ってしまう「自己発揮機会喪失ストレス蓄積型」の2つのタイプがあります。中学に入学したときに環境(学習・生活・人間関係)になじめないのが不登校やいじめ問題などにつながっていきます。

 

最近では中学教師が小学校で「出前授業」をしたり小学生と中学生が合同で行事を開催するなど新しい試みが行われています。

  1. 英語が入ってくる
  2. 担任の先生が、教科担任制になる
  3. 中間テストがある
  4. 期末テストがある
  5. テストの平均点や順位が明確になる
  6. 学力の差が明確になる
  7. 教科によって授業の進め方が違うため慣れるまでが大変
  8. 教科によって宿題の出され方が違う
  9. 教科によってノートの使い方が違う
  10. 部活動によっては怖い顧問や厳しい先輩がいる
  11. 部活動の縦社会になじめない
  12. 部活動の朝練や朝マラソンのために小学校より早く登校しなければいけない
  13. 疲れがたまりやすくなる・・

 

学校側は、生活や学習の変化に適応できない小1プロブレムと中1ギャップ高1クライシスを減らすために保育園←→小学校、小学校←→中学校の連係を増やす工夫をしていますが、本来家庭でも親子関係のあり方を立ち止まる必要があるのかもしれません

 

小1プロブレムと中1ギャップと高1クライシス

 

小1プロブレム中1ギャップと同じように高1クライシスというのが、あります。受験を乗り越えて希望の高校に合格できたのに厳しい授業や部活動についていけない・・軽度の発達障害等も含め、集団生活にとけ込むことができない・・といった問題や宿題再試験の重圧に挫折し中途退学や不登校をおこすものです。