いじめや不登校につながる学校カースト(スクールカースト)

自分を責めるいじめられっ子たち

悪口

社会が変わり子育ての環境が変わる中こどもたちはいとも簡単に「ここまでしたら相手が傷つく」と言う境界線を越えてしまいます。イジメ行為は、深い恐怖感を与え「いじめられるのは自分のせい?」「自分が悪いからいじめられる」と自尊心を失っていきます。誰がなにを言おうと自分には自分なりの力があり長所があるこの自尊心が生きる根源になり大事なものなのです。学校に行く事でいじめっ子がいるイジメと学校生活は常に背中合わせの環境です。多くの子どもがターゲットにならないように細心の注意を払って広く浅く付き合っていっているのが今の子どもたちの特徴といえます。

 

また最近の学校では、いじめがあってもイジメを隠そうとする体質があるように思います。どの学校の対応もどの県も全て不誠実に処理されます。教師の見えないところでいじめは起きている・・保護者の見えないところでいじめが起こっているのです。しかしながら保護者は学校を責めるだけではうまくいきません。

 

ちなみに文部省によるいじめの定義は・・

 

いじめとは自分より弱いものに対して一方的に身体的心理的な攻撃を継続的に加え相手が深刻な苦痛を感じているものなお起こった場所は学校の内外を問わない

 

教室に存在する恐怖の身分制度いじめカースト

 

子どももママも知らず知らずのうちに自分のステータス(立ち位置)を気にしています。カースト制度の上層か中間層か下層か?子どもたちは、勉強の出来や見た目の容姿の良さ、所属する部活、性格によって分類されます。上層部は、イジメの加害者、下層部は、イジメの被害者になります。教師は、能力による差と見ていますが、教師の見えない場所でのイジメには、気付いていないことが多いようです。

 

ママたちは、旦那の年収や子どもの成績や運動能力の高さで身分が変わります。ママカーストは、本人そのものより身分が流動的。学校の先生も無意識で子どもを差別化していますよね?

 

イジメカースト

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ぶりっこと言われていじめの対象に・・

中学1年生のA子は、明るくサッパリした性格で元気がよく愛嬌がある小柄なカワイイ子です。そのため男子生徒からも人気で女子生徒の中心的な存在でした。A子に好感を持っていたC男は、A子に告白。二人は両想いになったころB子の陰湿ないじめがはじまりました。理由は、「ぶりっこだから」というもの。小学校の頃のB子は、クラスでも人気が高いわけでも嫌われ者でもない一般的な子という印象でした。中学に入ってからは、たびたび「不調」を訴え親がB子の送迎をしている状態でした。保健室登校からなんとか学校に戻っては来たものの、親や担任が気付かない部分でB子の性格は、大きく変化していきました。自分が好きだったC男をA子にとられたという嫉妬心から、「A子は、男子の前だけでかわいこぶってる」といいがかりをつけるようになりました。中学生ともなると女子は、心身ともに成長し異性に対する関心が強くなります。思春期特有の変化が早い子ほど女性らしさが前面に出てきます。一方男子は、幼児性が残っているためA子のようにさっぱりした女の子が受けが良かったのでしょう。しかしB子から見たA子に対するいじめの理由は「しっと」。

 

表向きには、仲の良いクラスメートの関係が、崩れ陰湿ないじめにあっていたA子は、母親に相談しましたが解決にはいたりません。母親は、おりにふれアドバイスをしますが、解決しないため、半年ほど経ったところでこれまでの経緯を先生に伝えました。「このままだとうちの子がつぶれてしまう・・不登校になってしまうかも・・

 

担任が、温厚な性格だったために母親もヒステリックに怒るのではなくA子の状況を伝えにきた印象でした。担任の先生は、A子に対し男子からも女子からも信頼されるには、集団生活で仲間に貢献する態度を示すと良いよとアドバイスをしました。もともと女子生徒からも人気のあったA子は、クラスの代表になるなど積極的に委員会活動やクラスの活動に参加しはじめました。一方B子には、A子をいじめてもC男の気持ちが変わらないことを悟らせるように指導をし人から信頼されたり人から好かれるには、どうしたら良いか考えさせB子の評価される部分を増やしていきました。
中学時代の女子生徒は、非常にアンバランスでぶりっこ問題は珍しいことではありません。

 

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深刻な女子のいじめ

深刻な女子のいじめは、小学校高学年から高校にかけて表面化します。

  • 陰湿な言葉の暴力「汚い」「キモい」「きしょい」「他の学校に行け」「くさい」など。
  • 無視(シカト)をする
  • 指をさしてコソコソと悪口を言う
  • 大声で自分の失敗談を口にする
  • 仲間外れ(集団無視)1人だけ遊びに誘わない
  • しゃべり方や癖を真似する
  • バカにして笑う
  • メールで悪口や秘密を暴露する
  • ツイッターで実名や個人情報を流す
  • 当事者どうしだと誰か分かる内容の悪口をツイッターでつぶやく
  • 陰でひそひそ話をする
  • 無言電話をかける
  • 仲間外れにする
  • 作り話を言いふらす。「〇〇は男好き」など」

 

学校では、いじめられる子に対して一応かばう素振りを見せてくれます。しかしそれはあくまで表面上の話でいじめられっこの親の前だけということも珍しくありません。実際にところ先生の本音は、いじめられっこにも原因があるという認識です。しかし学校なのでいじめられっこに罪はないと結論づけなければなりません。
いじめられっこに、100%原因があるわけではありませんが嫌われる子は、どこに行っても嫌われています。たとえば学校で嫌われている子は、クラブ活動や部活動でも浮いた存在で学習塾でも浮いた存在になりがちです。ターゲットになりやすいタイプがいるものです。人と違った格好をしている子、どんくさい子、睨んでくる子、性格が陰湿な子、横着な子、マナーが悪い子などです。不思議なもので女子が2人でいるときはいじめが無いのに3人寄ると誰かが仲間外れになったりするのです・・。

 

 

反対に男女ともに人気があるのは・・こんなひと。

 

  • 話をよく聞く人
  • 話しやすい人
  • 合わせてくれる人
  • 異性を意識しない人
  • 趣味が自分と同じ
  • 話題が広い

 

自分は、口下手だから・・と落ち込まないでくださいね・・実は、男女ともに人気があるのは
聞き上手な人なんですね。まずは「うんうん」うなづきながら回りの話すを聞く・・相手の話を否定しない
相手との共通項を見つける・・というのを試してみましょう。人は、自分に似ている人を好む傾向にあります。相手の持ち物をさりげなく褒める相手のセンスを褒めるというのもおススメです。

 

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学級のリーダー格なのにいじめられて不登校

中学2年のB子は、班長やクラス委員に選ばれようなリーダー的存在です。
中学1年から中学2年にかけてクラス替えがありました。素行の悪いD君と暗い性格のCさんが班長になったBさんのグループに入りました。先生は、しっかり者のBさんだからちゃんとグループをまとめてくれるだろうと考えて胸をなでおろしていました。この子に任せておけば大丈夫という安心感があったからです。先生の期待のもと班長に指名されたBさんですが素行の悪いD君と暗い性格のCさんの性格は、変えようもなく・・D君の生活態度でグループで連帯責任をとらされることも増えかなりの負担だったようです。しだいにBさんはお腹が痛い頭が痛いと学校に来ても保健室で休むことが多くなりました。
家庭でも何も思い当たらないといいます。もともと友達が多かったB子ですが、新しいクラスでは、仲の良い友達や親友とは、別々のクラスになってしまったようです。期待されると努力し頑張るようなタイプだったため先生からの期待やグループをちゃんとまとめなければいけないという葛藤で苦しんでいたのでしょう。
しかしリーダーとしてB子が班をまとめようと頑張れば頑張るほどD君は、強く反発し無視をするようになりました。性格の暗いCさんも頼りにはなりません・・ほかの班員は、われ関せずといった態度でした。そんなグループの様子は、B子さんには、「いじめられている」と映りました。

 

担任は、頑張りすぎてしまうB子さんを気にかけ家庭でも長子で、しっかりすることに使命感を感じている姿を感じ取りました。親に対し、本人が負担感じるほど頑張らせないように・・几帳面で真面目だからこそ無理をし過ぎるB子に対して失敗もOKイイカゲンな部分もOKというゆとりの部分を変えていきましょう・・と学校と親との連携が功をなしました。

 

親も協力的だったため親のかかわり1つで子どもに変化が見られるようになりました。学校でのB子は、無理しない等身大の姿を見せるようになりました。担任の先生は「B子は、そのままで良い」とずっと言い続けてくれました。親と学校の連係が上手くいく例は、多くはありませんが、まじめな性格の子ほど不登校になりやすいのかもしれません。

 

私が 参考にしたのは、→ 「伊藤幸弘・不登校ひきこもり解決DVD」

影のボスいじめを陰で操る子

小学6年生のM子は、成績優秀でハキハキした性格友達もたくさんいました。対照的にY美は、性格も暗くいつもいじめの対象。級友からも相手にされないような子でした。しかしY美の母親は、影でいじめを操っているのは、M子でM子は、影のボスだと言い出しました。

 

担任は、M子に対して信頼していた部分が大きくショックなようでしたが、M子とY美の両方の作文や日記持ち物服装の好み父母面談家庭訪問図工や家庭科の作品の中から問題点を探っていきました。

 

明るい性格では、なく常にマイナス思考のY美。担任は、家庭環境や生活リズム食生活が、少なからずY美自身に影響を与えているように思えました。父親が、、多忙だったこと優秀な姉と保育園児の妹。姉妹の中で常に比較をされてきたY美。姉のように、勉強や運動ができるわけではなく、妹のように天真爛漫な可愛さでまわりを和ませることもできない・・思春期ということもありY美は、情緒不安定なところがありました。父親は、単身赴任、母親と共に共働き。食事は、コンビニや出来合いのものが多かったようです。

 

一方生徒として信頼していたM子は、成績優秀で明るくそつがないように見えていましたが、表面的な部分しか見ようとしなかったのでは無いか?という反省をふまえてM子を見ることにしました。表向きには、過不足なく友達から信頼されている様子のM子。見ようによっては、巧妙に仲間を操っているようにも見えましたがそれ以上にM子の内面にある問題点を把握するようにした担任。

 

M子の父親は、市役所につとめ母親は、病院の看護師として働く共働き夫婦。家庭でのM子の評価は、成績次第という雰囲気が感じられました。しかしM子自身は、成績優秀なことに少しも満足していないようでした。Y美とM子は、成績も良し悪しも性格も真逆に思われました。二人の間に力関係があったのか無かったのかは、不明でしたがM子自身の士気を高めてやることでより学習に積極的に望む姿が見られるようになりました。

 

 

いじめの構造は、探ってみると大勢VS1人ではないことが多く、個々の誤解だったり個々のトラブルがほとんど。
しかしクラスの構造は、いじめられっ子からするといじめを見て喜んでいる子がいると直接的でないにしても「いじめられた」と感じます。同様にいじめに対し批判的な子が直接自分を擁護してくれる可能性は少なくそれらの子に対しても恨みの感情がわきます。まれに正義感の強い子がいるといじめの抑止してくれますが、ほとんどの子の場合
見て見ぬふりをします。事なかれ主義というより自分がいじめの対象になることに怯えているのです。
無責任と映りますが「次は自分がいじめられる」という葛藤があると大人でも動くことが出来ません。

 

ただ直接かかわっていないにしてもいじめられている子供からしたら直接意地悪をしてくる子どもより耐え難い苦痛を与えていることを理解する必要があります。
いじめられる生徒や無視される生徒は、何らかの原因があっていじめられたり無視されるのですが最近のいじめの傾向として「いじめられる生徒が悪い」「自分には関係ない」という思いが根付いているものです。