スクールカウンセラーで不登校解決?

授業の遅れは、取り戻せる

仮病で怠けているわけではない!不登校児がたどる経過

  1. 予備期・・不登校になる要因があって学校に行かなくなるまでを予備期といいます。このときは、まだ悩みながらも学校には登校しているので親にも不登校の認識はありません。子供によっては1日おきに休んだり少しずつ学校から遠ざかろうとしています。
  2. 初期・・身体に症状が出始めます。慢性的な症状ではなく強いストレスがかかると身体症状があらわれます。仮病でも怠けているわけでもありません。頭痛薬や吐き気止め腹痛の薬を飲んでも改善しません。学校に通うこと自体強いストレスを感じています。
  3. 本格期・・学校に「行かなければ学校に行こうと思っているのに不安や恐怖にかられて学校に行くことができません。たいていの親が学校に行かせようと力づくで奮闘しますが・・こどもの心の中は、強制されても学校に行くことが出来ない罪悪感やトラウマが生じます。
  4. 安定期・・学校に行きたい・・けど学校に行けない・・という時期を過ぎ安定期に入ると「学校に行きたくない」という明確な気持ちが出てきます。症状としては、「学校に行きたくないから行かないだけ」というものです。
  5. 安定期に入ると不登校であることに慣れてしまって「学校に行きたい」気持ちは、皆無です。暴れず表面的には、落ち着いたかのように見えるのですが不登校に慣れてしまった根が深い時期です。
  6. 登校刺激時期・・登校するために生活リズムを整えていきます。学校に登校するときの制服に着替えたり宿題を片付けたりといった動作ができるように積極的に自主的にこなすように道筋をつけます。
  7. 経過観察期・・ほかのクラスメートと遜色ない学校生活を送り始めます・・しかしこの時期は、しっかり見届けることが重要。

間違った登校刺激は、不要

 

登校刺激

 

子どもが学校を休み始めると・・このまま不登校になってしまうかも?と心配になりますが学校に行かなくなる前の「予備期のサイン」に気をつけると良いのかもしれません。


不登校になったら誰に相談する?スクールカウンセラーってどうなの?

誰に相談したらイイ?

子どもが学校に行けなくなったら誰に相談するか?という問題ですが、保健室登校などで子どもの様子を見届けているなら養護教諭の先生に頼っても良いかもしれません。あとは、担任の先生・部活動の顧問など。担任の先生は、他の生徒や授業の兼ね合いもあるので何時間も相談できません。話だけ聞いてもらうなら担任の先生が1番相談しやすいです。ただ先生と親との相性もあるので解決しようと高望みはしないほうがいいです。 あとは、教育支援センター(適応指導教室) やスクールカウンセラーに相談しても良いかもしれません。うちの娘の通う学校にもスクールカウンセラーの先生がいます。不登校やいじめ問題を解決するために「心の専門家」としてスクールカウンセラーが配置される小中学校が増えてきました。国は、予算をかけて不登校対策にSCを増やす予定でいるようですが、非常勤職員なので週に1〜2回相談日に出向いて行きお話をするかんじです。しかし担任や養護教諭以上に問題解決につながらないことが多いです。 SCは、臨床心理士・精神科医・大学教員などの資格を持っているものの親や子どもの心のケアをできるかといったらちょっと疑問。何でも相談してください。気軽に悩みを打ち明けて!と言いますが簡単に気軽に悩みを相談できるほど単純なものではないのです。私自身は、心療内科や小児精神科医の先生の予約をとり自分自身のカウンセラー状態でしたが予約しても診察は、数ヶ月先のことが多いので今の悩みを今解決したい方は、ママ友とか先輩ママに相談するのが現状だと思います。 私は自分の娘が不登校に陥ったとき私は、周囲の友人に相談をしましたが不登校の経験がない友人からは、欲しい返事は、かえってきませんでした。「ごめんね私は、不登校の子を育てた経験が無いからなにのアドバイスできないのよ」と言われました。友人には、アドバイスをしてもらいたかったわけではありません。ただ聞いてほしかっただけなのですが私のマイナスオーラ全開の話などは、親身になって聞いてくれる人はあまりいなかった記憶があります。
不登校の解決策が見つからない
インターネットで調べても本で調べても不登校の解決策がみつからず相談する相手の立場によって回答が違うため家庭でもどう対処したらよいのかわたし自身悩みました。学校に行きたくないというストレスから身体症状が出ているので腹痛や頭痛薬を処方してもらっても解決できるわけではないのです。簡単に「薬」で治るなら良いのですけど。 私は、学校に派遣されるスクールカウンセラーとは相性が合わないと感じましたが他のスクールカウンセラーはもっと有能かもしれません。聞き役に徹してくれたほうが親も子もメンタルケアになるのに的外れな回答も多いのでスクールカウンセラーにも当たり外れがあると思いました・・誰かに聞いてもらうだけでも気持ちにゆとりができることがあるので学校に通うのを目的にせず自分の心のケアで受けられると良いと思います。 あまり期待しずに受けるとよいかもしれません。娘の学校は、不登校児が多かったのでスクールカウンセラーの相談を利用したのは不登校児の半分程。親は「今すぐにでも学校に行かせたい」と願っているのに対し家庭で手伝いの課題を出したり(これで本当に解決するの?)と疑問に思うことも多々ありました。もちろんそんな簡単なことで学校に行けるほど単純なものではありませんでした。 ただ今となっては、私の登校刺激は、良くなかったのでスクールカウンセラーのやり方が間違っていたとも思いませんが期待はしない方が良いと思います。

元教諭や保育士が居場所づくり

40代から80代の15人の小中学校の元教諭や保育士(幼稚園教諭)が発達障害の子どもや経済的な理由で塾に通えない子を受け入れる「寺子屋とことん塾」が開塾するのは岐阜県可児市。学校に行けずに引きこもっていたり勉強についていけない子どものための塾で参加費は無料とのこと。現役の先生とは違うアプローチで子どもを最後までとことん見てすべての子に学ぶ楽しさを伝えるのが目的とのこと、スクールカウンセラーとは、異なるアプローチで引きこもる子どもたちを受け入れる場所ができるのは、親としてもこころ強いものです。全国各地でこのような取り組みが行われるといいですよね

佐賀・太良高校の特別枠不登校や発達障害児童 受け入れ

高校

佐賀県太良町の県立太良高校(さがけんりつたらこうとうがっこう)は、特別枠で不登校や発達障害者の児童を受け入れています。佐賀県立太良高校は、文部科学省の学力向上フロンティアハイスクールの指定を受けており入試では「一般選抜試験 太良高等学校全県募集枠(全県枠)」の募集が対象となります。

 

応募資格は、30日以上の不登校経験者、医療機関で発達障害の診断を受けているもの学習障害(LD)、注意欠陥多動症(ADHD)、アスペルガー(高機能自閉症等)高校を中途退学したものが対象になります。医師の診断書が必要ですが発達障害が原因で学校に通えなくなっていた子どもには朗報です。また偏差値は41でFランク。卒業後の進路は3割が進学、就職は7割ほど。佐賀では高志館高等学校・伊万里農林高等学校・鳥栖工業高等学校あたりと同レベル。

 

従来の全日制高校では十分に対応できない子どもたちを支援するためにスタートした試みで不登校経験者や発達障害者・高校中退者にとっては受け入れられる場所が増えることや生徒一人ひとりに応じたきめ細やかな指導が受けられる点があります。

 


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