部活が原因で不登校に

部活が原因で不登校になる子

部活が嫌になる理由嫌いになる理由は、友達関係先輩との上下関係運動ができない過酷な練習についていけない先生が厳しい顧問が怒ってばかりいる自分ひとりが集中攻撃される・・しかしこのような過酷な状況にあっても部活に行く子学校に行く子がいる一方でうちの子のように部活に行けなくなり学校に行けなくなる子がいます。

 

同じように過酷な練習でも部活動に付いて行ける子は、いたしもともと運動神経が良く先輩にいびられても頑張っていける子もいました。同じように部活を始めたのにどうして自分の子だけが・・という思いがありました。

 

いじめでは、攻撃をする側攻撃をされる側そしてどちらにも属さない子がいるんですよね。部活動だけが不登校の原因とは言えませんが運動がきつい練習が辛い先輩が厳しい先生が怖いといったマイナスな発言をしていました。私は、「仲間も頑張っているから行ける」「友達がいるから行ける」というプラスが上回れば学校を不登校にならずに行けると思ったし学校に行けるように仕向けていました。

 

しかし娘は。しだいに部活を休みがちになりました。部活動は、しばらく休んで参加しても続けていた子との差が開いてしまい身体が付いていけなくなっていました。レギュラーの座は、もともと運動神経が良い子や先輩に気に入られていた子がとっていきました。

 

中学校高校の部活動は、小学校のクラブ活動と違います。とくに身体を動かす運動系の部活では大きな差が付きます。もともと運動神経が良かった娘ですら1年生2年生と不登校だったことが響き同級生の中では、一番下手になっていました。そして1個下の学年の子にも先を越された状態でした。部活の他に、家でマラソンをしたり縄跳びをしたり影ながら努力もしていましたがやっぱり最後まで部活では、レギュラー争いとは、無縁蚊帳の外でした。3年生の最後の中体連では、先生の配慮で補欠に選んでもらいましたが最後まで出場することは叶いませんでした。

 

不登校だったころの娘いわく部活に行くようになってから先輩が一番怖かったと話していました。部活の先輩は、一人でも欠席すると「さぼり」と大騒ぎするので自分が不登校で部活に参加できなかったときは、自分のことを「さぼり」だと騒いでいたのだろうと話してくれました。最後の中体連も不完全燃焼のまま引退するのは、残念なことでしたが3年生の先輩が卒業し不登校の日より登校日が増えたことをよしとしなければといけないこと気持ちを入れ替えるようにしました。

 

私が 参考にしたのは、→ 「伊藤幸弘 不登校解決 講演会動画」

部活動の参加不参加は、内申点に響くの?

部活が、原因で不登校になる子は多いようです。先輩との上下関係や部活内でのいじめ、運動ができずにからかいの対象になったりさまざまです。部活動は、些細なきっかけに過ぎませんが思春期の子どもたちは傷つきやすくつまづきやすいものです。

 

学校には行きたくないけど部活は参加したい子と学校は嫌いだけど行事だけは出席できる子、学校の授業は行けるけど部活にはついていけないなどいろいろなタイプの子がいます。技術的なレベルにも経験者と未経験者では差が開きやすく温度差もあります。遠征に行き強くなりたい子もいれば友達が入ったからつられて一緒に入った子もいるので入部した部活が強豪校だと自分は楽しくやりたいだけなのに周りからふざけているととられイジメにつながりやすいのです。

 

私が 参考にしたのは、→ 「伊藤幸弘 不登校解決 講演会動画」

 

受験が控えている中学生は不登校で学校に行けないと内申点が下がります。内申点は、通知表の5段階評価が参考になります。各教科の理解度や応用や表現、授業への参加度などを定期テスト・小テスト(単元テストなど)、ノート・ワーク・プリントなどの提出物、授業中の発言や活動、協調性や積極性などから総合的に判断されます。

 

不登校の子は、授業に参加しないのでテストで高得点をとっても提出物を提出しても3以上の評価が付きません。娘の通う中学校では、中間テストや期末テスト実力テスト当日に欠席するだけで−(マイナス)評価になりました。内申書は、受験生に不利なことを書くための書類ではありません。神経質にならなくても大丈夫

 

「教科の評価・評定値(内申点)」「特別活動(部活動)の記録」「出欠の記録」「総合所見」が書かれ特に重要視されるのは、「特別活動(部活動)の記録」。

 

部活動で優秀な成績をおさめている子は、個人競技でも団体競技でも高く評価されます。市大会より地区大会、地区大会よりは県大会、県大会より地方大会→全国大会というかんじ。

 

都道府県レベルの大会やコンクールで突出した実績や成績をおさめた子は高く評価されます。内申点と受験当日の成績順で合否が決まります、上位であれば問題ありません。成績が低い子や中学時代の欠席日数が多い不登校の子は、やっぱり不利です。同じくらいの成績の子が何人もいたら合否会議が行われます。そのとき、部活や委員会活動が重要視されたり検定合格者・資格取得者などが有利になります。不登校だった事実は、変えることができません。過去の欠席日数を消すことはできません。大切なことは今の自分です。公立高校でもチャンスがないわけではありません。中学時代の不登校がその後の人生に悪影響を及ぼすわけではありません。学校に通えない時期があって少し回り道をしてしまったとしても今、前に歩き出しているなら大丈夫です。


部活動以外で内申点を上げる方法

美術の教科書

内申点を上げるために大事なのは主要5教科(国語、数学、英語、理科、社会)の点数を上げること。中学は、テストの成績だけでなくだけでなく授業態度も重要、挙手の回数や提出物を期限内に出すことも重要です。

音楽保健体育美術で成績を上げる

主要4教科以外に実技4教科は、点数を上げやすい科目です。運動能力が高い子や技術力がある子(歌がうまい・ピアノが弾ける・走るのが速い・絵が上手な子)は、点を上げやすいです。しかし学校の先生は、熱心に努力しているか?という部分にも比重をおきます。

保健体育の教科書

音楽だったら苦手でも下手でも一生懸命に大きな声を出して歌います。分からないことは先生に質問に行きます。先生は、質問されたりやる気がある生徒が大好きです。木工工作や美術作品は、家に持ち帰りクオリティを高めた作品に仕上げていきます。たとえ日曜大工が趣味のお父さんに手伝ってもらったとしても!です。うちには父親がいないのでクオリティを上げることは出来ませんが提出期限に間に合えば最低限「3」はもらえるはずです。とにかく必死さアピールは重要です。4教科のテストは、範囲が少ないので丸覚えや丸暗記で点数を上げていきます。案外と皆がバカにして取り組まない教科だからこそ少し頑張れば高評価につながります。

音楽の教科書

それから部活動顧問の教科も頑張りましょう。「部活動で結果を出す」「部活動のキャプテン部長になる」部長や副部長が無理なら縁の下の力持ちのように荷物持ちをしたり後輩に親切に指導するというのも評価につながります。
先生が来たら(来る少し前に)必要以上にアピールしておくのが秘訣。(クラスメートにはバレバレw)

表彰状がもらえそうなコンテストに挑戦してみる

表彰状


部活動で結果が出せそうになかったら生徒会や委員会(委員長)になるのも良いでしょう。生徒会になると勉強も成績が良くて部活でも結果を残している子が選ばれやすいようですがとにかく責任ある役職(委員会だったらあまり人気がない委員会の委員長に立候補しましょう)

他には、体育祭の応援団や少年の主張や読書感想文、夏休みの自由研究工作や自由研究などで外部の賞状をもらいましょう。地元開催の俳句や写真コンテストなども中学生の部で選出されることもあるのでチェックしておきましょう。

英語検定や漢字検定もおすすめ

英検や漢検は、試験にむけて勉強するのでテスト結果も上がっていきます。中学生なら英語検定3級が中学校卒業程度のレベル。3級に合格したら準2級を目指しましょう。漢字検定は、5級が中1レベル、4級が中2レベル、3級が中3レベル(卒業時)となります。

 

内申点稼ぎのために運動系の部活に入る子はいます。高校に進学しさらに専門学校や大学を受験するようになると結果を残せていなくても運動系の部活は高評価だと実感できます。中学時代不登校だった娘は定時制高校にすすみました。全日制高校のインターハイ予選は、勝ち上がっていくだけでも本当に大変です。インターハイ予選にすら出場できないチームもあるぐらいですからね。

 

今、不登校でも定時制高校や通信制高校で全国大会の夢が叶うかも?

 

トロフィー

定時制高校に入学して驚いたのは、定時制高校と通信制高校だけが参加できる全国高等学校定時制通信制体育大会 というのが開催されることです。競技は、軟式野球(神宮球場)・陸上団体(駒沢陸上競技場)・自転車競技・卓球・個人団体(駒沢体育館)・ソフトテニス・柔道(講道館)・剣道個人団体(日本武道館)・バレーボール(ひらつかサンライフアリーナ平塚総合体育館)・バスケットボール(東京体育館)・サッカー(IAIスタジアム日本平清水)・バドミントン(小田原アリーナ)など、会場も聖地と呼ばれる場所での開催です。全国大会に出場となるとお住まいの都道府県から金一封、高校からも金一封、大会参加費や宿泊費の負担もありません。しかも参加者が少ないため一試合勝てば県大会・県大会で一試合勝てば全国大会という穴場だったりします。高校を卒業し進学や就職をするときでも全国大会出場!と胸を貼って書けるのです。(内容はどうであれ)中学時代不登校だったとしても全日制高校に行けなかったとしても別の意味で大きなチャンスをつかみやすいのが、定時制や通信制の良い所。

 

就職や進学のときに行われる面接では、スポーツをしていた=挨拶ができる!元気が良い!コミュニケーション能力にすぐれていると評価されやすいのです。うちの娘みたいに中学3年間棒にふったような日々で試合で勝った負けたの経験がなくてもイメージだけでも部活(運動系)に所属しておいてよかったと思いました。中学のときは学校に行かなかったので当然部活にも参加していませんが、回り道しても悪いことばかりではないなと思いました。部活動を3年間続けたことは、たとえ結果を残していないとしても人間形成や人格形成に影響していると考えられるので運動系文化系に限らずとりあえあず籍だけでも置いておくのが正解かもしれません。

 

中学校に行けなかったという過去は変えられません。大切なことは、今!!です。

発達の偏りが気になる