授業の遅れは、取り戻せる
「対人コミニュケーション」「学習の遅れ」「自信喪失」
中学高校の不登校は20代30代の引きこもりを合わせると150万人に及び深刻な社会問題になっています。不登校や引きこもりが解決しない理由は、「対人コミニュケーション」「学習の遅れ」「自信喪失」など様々。とくに学力の遅れは、劣等感につながるといわれています。うちの子は、授業に参加していない間に成績もガタ落ちして解けない問題があるといつも私に聞くんですよね。先生じゃないから答えられないのにインターネットで調べて必死に答えたものです。中1農地は通用するけど中2や中になると難しくなるのでヤフー知恵袋で質問させたこともあります。教科書だけでは理解できないことがあるので教材や参考書などは、取り寄せたり購入すると良いと思います。
不登校児は、「無理して学校に行かなくても良い」、「学校に行くべき」「親が甘やかしているから」「親が甘やかしていないから。」「母子家庭だから」「一人っ子だから」「放置」「放任」「過保護」「過干渉」といろいろな立場でものごとをいうため不登校児の親は「どっちなんだ?「どうすればいいの?」と混乱します。学校に行けないときは子供の精神状態もナーバスになっているし扱いが難しく腫れ物をさわるようでした。
学校に行けない日が長期に及ぶと学力が低下するため不登校が長引いてしまうこともあるので勉強で自信をもたせる方向に持って行くと良い場合があります。
、「自信を取り戻すこと」と「対人コミニケーションを身に付けることが不可欠」だからです。学力の面で学年 のレベル以下なら通信教育やインターネット学習・家庭教師・塾で自信を持たせると良い方向に向いやすいです。
また発達障害などの傾向があり本人は、生きづらさや困難な状況を抱えていても家族や周囲が気づかないことで学校に行けない子もいます。中学生・高校生になってから二次障害の形で不登校になることもあります。検査は、本人や家族にとって診断名が分かるのがメリットではありません。本人がこれから生きていく上で家族や教員が苦手な行いや不得意な部分を理解し本人の困難に寄り添うことで良い方向に導いていけることもあるものです。どうしてうちの子が?まさかうちの子が!そんなはずではない、親の躾が悪かったんだろうか?育て方のせいなんだろうか?そんな悩みを救えるかもしれないのです。
子供が抱えている不安やトラブルは、医療機関での診断や検査が必要
検査のメリットは本人や家族が気付かない特性が分かること
子供は不安やストレスに敏感、悩みがあると落ち込んだり壁を乗り越えられず苦しむことがあります。小学校高学年から中学生にかけての思春期は、親から自立しようとする反面、手助けやサポートが必要な年代です。今抱えている不安やトラブルの中には、医療機関での診断や検査が必要なこともあります。
本人が抱えている不安やトラブル、家族からみた本人の問題行動とあわせて生育歴などを質問されてから、本人の症状や特性に合わせた検査をします。主な検査には、WISC-W(児童生徒用の知能検査)DN-CAS(5歳から17歳11ヶ月までのロシアの知能検査)田中ビネー知能検査(IQ)、ITPA言語学習能力診断検査、ロールシャッハ検査(性格検査)などがあります。、
K-ABC | 個別式心理教育アセスメントバッテリー、2歳から12歳11ヶ月までの子供が対象。認知処理速度や教育的尺度を測定。得意な療育と苦手な領域が確認できえるため療育に役立てやすい。 |
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WISC-W(児童生徒用の知能検査) |
5歳から16歳11ヶ月の子供が対象、発達障害や児童用IQ(知能指数)検査
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DN-CAS | 5歳から17歳11ヶ月までのロシアの個別式知能検査(発達障害など) |
田中ビネー知能検査(IQ) |
田中寛一(たなかかんいち)がビネーの製作した検査を逆輸入したもの。1954年からある日本の知能検査で何度か改定されており最近は、2005年に改定。精神年齢と生活年齢を調べることができる。Intelligence Quotient(IQ
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ITPA言語学習能力診断検査 | 高機能自閉症人が情報を受け取り、それを解釈して 、他の人に伝えるというコミュニケーション過程に必要な心理的機能を測定する検査ことばの発達・表現・理解・数の記憶・カタチの記憶などで学習障害を検査する |
ロールシャッハ性格検査 | ロールシャッハ・テスト、左右対称のインクのシミのような絵を用いて行う検査、被験者がどのように答えるかでどのような傾向のある人格なのか判断する材料となるもの。古くから行われているものの信ぴょう性を問う声が多い |
医療機関での診断や検査を受けたあとショックを受ける親、どうしてうちの子が!と動揺する親などさまざまですが子供のことを考えると学校に行けない理由が見えてくることもあるので冷静に受け止めることでその後に役立っていくことも多いようです。
AD/HD注意欠陥多動症性障害 | 脳の機能障害、興味が持てないことに関して集中できない、忘れ物をしやすい不注意。座っていられない、おしゃべりが続く多動症、相手の状況を考えずに途中で会話に入り込む衝動性などの症状があらわれる。躾が悪かったり本人の努力が足りないわけではない |
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自閉症・アスペルガー症候群 | 低機能自閉症(養護学級)中機能自閉症(特殊学級)高機能自閉症(アスペルガー)=普通学級 |
統合失調症(精神分裂症) | 遺伝などの個人的な素因と井心亭なストレスで発症。ドーパミンの働きすぎが原因、不治の病ではない |
適応障害・不安障害(ノイローゼ) | 適応障害は、ストレスに対する過剰反応、不安や恐怖によりストレス障害・強迫性障害・パニック障害・恐怖症と診断。 |
気分障害(うつ病) | ストレスが原因、環境を整える精神療法・約部療法 |
心身症 | 心理的なストレス・葛藤・不安が原因。歩けない・声がでない・物忘れ・二重人格・多重人格、ヒステリーなどの症状 |
反抗挑戦性障害 | 大人の要求や規則に従わず反抗的な態度をとる、わざと他人を怒らせる行動が半年以上続いている |
人格障害(パーソナル障害) | 性格の偏り。感情や対人関係が不安定。 |
摂食障害 | 食べない。食べて吐く。過食。甘えさせることが大事 |
支援センターや専門医を受診するメリットは、検査によって100%子供のことをわかっているつもりだった性格や特性・苦手分野・得意分野が明確になることです。努力しても不得意なことにさりげなく手助けすることで子供の生きづらさを解消できることもあるしやがては不登校改善の糸口も見つかることも多いのです。