不登校で高校に入学できる?

授業の遅れは、取り戻せる

高校には進学できる?不登校は受験に不利?

学校

娘は、病気がきっかけで中学校3年間不登校でした。中1の時と比べると中3になってからは、学校に行ける日が多くなったもののこのような状態で高校に、進学できますか?中学1年の時は、欠席日数が多く3年生になってからは、「公立の高校に行きたい」」という意識から授業やテストにも前向きに取り組めるようになりました。しかし過去の欠席日数が多いため高校受験に不利になるのでは?と心配です。
中学校の長期欠席や不登校は、挽回はできますが過去のマイナスを取り戻す努力は、親子共に必要です。一般入試では、内申点と学力検査、(自己推薦書がある学校では、その内容)が重視されます。主要5教科の試験とこれまでの内申点が基準点をクリアしていれば合格できます。

 

ただ合格、不合格のボーダー線上にいる生徒は、「合否会議」により合否が決まります。合否会議では、出席日数は、少ない方が良く中学校時代部活(部長)委員会(委員長)などを経験していた者が有利です。

 

入試の段階で中学校時代の欠席日数が多いという理由だけで門戸が閉ざされるわけではありません。ただ同じ成績で同じ内申点で・・どちらかを選ぶとなったとき不登校の子は不利です。

 

岐阜県の高校では、中学校時代の出席日数が、少ないと保護者と子どもは願書に添えて作文を提出します。正直に自分の言葉で学校に通えなかった理由を書き前向きな言葉でしめくくると良いでしょう。過去に長期欠席をしていてもそれは結果でしかありません。大切なのは「今」です。悲観的になる必要はありません。高校では、前向きに頑張りたい(頑張るために今していること)をお書きになると良いです。作文は、中学校側は、ノータッチなので添削はしてもらえませんが可能であれば国語の教諭に読んでもらうと良いかもしれません。親子で話し合い今後の目標を見据えた内容や過去の自分の反省を含めた文章を提出すると良いと思います

 

面接がある学校では、欠席の理由は、必ず聞かれます。的確に答えられるように親子で何度も練習をしておきましょう。また親子で話し合いをしながら作文を書いたり面接練習をしながらお子様が「高校に行きたい」という思いを明確に意識することも大切です。

 

中学は、義務教育ですが高校は、義務教育ではありません。中学より高校のほうが欠席者にはシビアにです。病気が理由であっても特別な配慮がないのが高校です。病気で欠席なら病気を治すことを、最優先させます。欠席は、すべて自己責任となります。中学時代に不登校の子が、高校に入学できても再び不登校になる例は、たくさんあります。欠席日数が不足し単位が取れず進級できないまま高校を自主退学する生徒もいます。高校入学後も学校を休みがちになる不登校の生徒を積極的に欲しいという高校は少ないと思います。しかし高校入試は、内申点と学力検査が重視されるので変えられない内申点や過去を嘆くより学力検査で高得点をおさめるように頑張るしかありません。岐阜県を例に挙げると岐阜県立華陽フロンティア高等学校[通信制過程](定時制過程あり)単位制通信制「ぎふ国際高校」愛知県では、黄柳野高校(全寮制普通科高校)などの高校があります。ご自分に合わせた校風の学校で学ぶことで選択肢が広がります。中1の時より学校に行ける日が増えたなら気持ちが前に向かっている証拠なので合格に向けて頑張ってくださいね。

 

(※平成11年度では、、不登校生徒の受入れに関して、特別な扱いや配慮を行っているのは、千葉県、東京都、神奈川県、長野県、大阪府、岡山県、山口県、高知県の八都府県です)

 

私が 参考にしたのは、→ 「伊藤幸弘 不登校解決 講演会動画」

不登校の子の高校受験

愛知県教育委員会は、2014年3月の高校入試からいじめで不登校になった中学生を対象に調査書の点数を加味せず学力検査や面接などで合否判定する救済措置をとっています。内申点を使わない特例措置をとっているのは神奈川、埼玉、愛知県の3県で中部地方では、初めての試み。愛知県は不登校の生徒が増加しておりいじめや病気で年間30日以上欠席する生徒が、全体の3.4%(2000人)を超えています。
至学館高校の不登校枠がありますし昼間定時制の刈谷東高校、中京大中京は内申点なしで当日の点数のみで合格が決まります。

不登校で中学に通えなかった子の内申点(調査票の点数)は、とても低いです。

 

長期間学校に行けなかった子供の内申点が著しく低いため高校受験で不利になります。高校進学をあきらめる生徒のための措置です。やむえない事情で中学校には、通えなかった子が高校では、頑張りたいと学ぶ意欲のある生徒にチャレンジする機会を与えるものです。

 

救済対象となるのは、中学3年の間にいじめやひきこもり病気を理由に学校を休んだ生徒で非行や遊びで不登校になった子は、対象外。受験の際に長期欠席をした理由を書類に書き提出高校への抱負も記載する必要があります。合否は、学力検査、提出書類と個人面談とそれぞれの事情を考慮して決まります。

 

長期欠席者等にかかる選抜方法のあり方について
諮問理由
愛知県公立高等学校入学者選抜方法協議会議では、平成12年度に「中学校時代における
欠席日数の多い志願者にかかる選抜方法のあり方について」を諮問し、欠席日数の多い志
願者の事情を的確に把握し、高等学校で学ぶ意欲などをより適切に評価することができる
選抜方法のあり方について検討した。
この結果、平成13年度より、中学校の第2学年、第3学年のいずれかの学年又は両方の
それぞれの学年における欠席日数が年間30日程度以上の入学志願者のうち希望する者は、
「自己申告書A」を提出できることとした。
また、不登校生徒や、登校しても教室に入れない生徒の状況が多様化していることから、
別室登校等で生徒指導要録上は出席扱いとなっている生徒の高校受検に対応するために、
平成25年度入学者選抜から保健室登校等の別室登校の日数や適応指導教室等の学校外の施
設で相談・指導を受けた日数と欠席日数とを合算すると30日程度以上となる受検生も自己
申告書Aが提出できることとする改善を加えた。
さらに、欠席日数等が著しく多く、生徒指導要録の各教科の学習の記録欄に評定を記入
することが難しい生徒の実情に、よりきめ細かく対応するため、長期欠席者等にかかる選
抜方法のあり方について検討する必要がある。

愛知県公立高等学校入学者選抜方法協議会議(平成25年度第1回)について


受験する際の親子の心構え

行き先

周りには昼夜逆転して医者に行き起立性調整障害と診断された子がいます。昼間寝てばかりいて夕方から元気になるようで定時制を選んで入学しました。公立高校(全日制)を受験し合格してもいじめにあい退学、1年遅れて午前、午後、夜間の三部制定時制高校に入学して無事3年生になった子もいます。もう一人の子は、学習障害?と思えるくらい成績が悪い子で(でも性格は優しくて良い子)高校でいじめに合い通信制高校に入学。卒業後自分が希望していた大学に入学しています。

 

不登校の子でも受験するからには、合格したい!と思っているし受験する全員が入学を目指しているわけだけどやっぱり落ちて不合格になってしまう子もいます。理由は、出席日数や内申点なのかもしれないけど受け皿は、1つではないこと。選択肢は、いくつもあってどの方向に進んだら正解ということはないことを示してあげて欲しいです。

 

子ども 合格を目指す、私立、公立、全日制、定時制、通信制など選択肢を増やしておく。自分の性格や学力に合った高校を選ぶ、受験校の卒業生の進学先・就職先を確認しておきましょう。
不合格になった場合も想定しておきすべり止めの高校にも出願準備をしておきます。不合格だった場合を想定して定員割れの高校を調べておき二次募集にそなえます。定員割れで二次募集で入学しても同級生がいないかぎり周りにばれることはありません。私立高校は公立より、お金がかかります、教育資金の準備や奨学金などもも検討しておきましょう。子どもが不合格になったとき、親が慌てたり一緒に落ち込まないことが大切です。

 


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高校1年生でRくんは、不登校になりました。家庭環境の変化が原因です。Rくんの高校では、出席数や赤点(欠点)の教科の数により留年が決まります。点数が足りなければ再試験(追試や課題提出)をへて合格することで、留年は免れますが欠席数の多いと単位が足りないので、取り返しがつきません。高校は出席日数の、2/3以上学校を休むと謹慎や病気など理由に関係なく留年となります。高校では、テストの点数と評定と必要な単位...