小1プロブレム中1ギャップ高1クライシス

小学校行きしぶる理由・原因

小1

小学校は、低学年・中学年・高学年と年齢に応じて理由や原因となることがことなります。保育園から小学校という新しい環境になじめない小1プロブレム。砂場で遊んでいた子どもたちが学ぶ場に変化するので授業中椅子にじっとしていられない、座って勉強するのが苦痛などの問題が生じます。中学生になるとそれまでなかった先輩後輩の関係や部活動がはじまりいじめや人間関係も深くなり学校にいけなくなる「中1ギャップ・があります。最近は、幼少期からのつながりが切れ生活・学習・環境が大きく変化する「高1クライシス」が問題になっています。中1ギャップや高1クライシスの前に気をつけたいのが小4ビハインドです。小1も中1も高1も環境の変化が大きな理由ですが小4ビハインドは学習面に関することです。

 

算数の基礎は小学4年生に集約されています。4年生でつまずくと小学校高学年でも苦手意識を持ってしまい中学校や高校で克服するのは難しくなります。小4ビハインドはあまり知られていませんが学習面でのつまづきをさすことばとなります。

 

小学校の不登校の理由

 

  • 友だちとコミュニケーションが取れない
  • 先生とコミュニュケーションがうまくとれない。
  • 進級進学でクラスの新しい環境になじめない
  • 新しい担任になじめない
  • 進級して学習が難しくなった
  • 友達ができない
  • 集団下校や集団登校ができない
  • 仲間はずれにされた
  • お誕生日会に自分だけ呼んでもらえなかった
  • 発達障害などの問題があるため集団での学習に適応できない
  • 発達支援の先生と子どもとの相性
  • 書き順や文字の書き間違えに対する指導
  • 朝ふとんから起き出せない
  • チックやどもりをからかわれた
  • 人見知りな性格
  • おかあさんといっしょにいたい
  • 祖母や母親の付き添いがないと学校に行けない
  • ハズレといわれる担任の先生だった
  • 母親が不在、母親が病気で学校に行けない
  • 家族が学校に行かないことを容認している(放置)
  • 夜中までゲームをしていて朝起きられない。
  • テレビやインターネットをしている時間が長く朝起きられない
  • 兄や姉も不登校の姿を見ていたため本人も学校へ行かなくなった。

 

※低学年の子どもたちは「お母さんと離れるのが寂しい」と母親依存型の行き渋りが多いようです。高学年になるにつれ興味や趣味が、男子と女子で大きく別れます。女子はグループを作り群れたがりどのグループに属するかでクラスでの立場も変わってきます。自分の入りたいグループに入れないとストレスが溜まります。妥協して違うグループに入っても居心地が悪く自分の居場所が見つけられなくなります。

 

LD、ADHD、高機能自閉症、アスペルガー症候群等の発達障がい・「音声チック」や「どもり(吃音)」も原因になることもあります。


中学校行きしぶる理由・原因

中1

中学校の不登校の理由

 

  • 友達や先輩などコミュニケーションがうまくとれない
  • 学校が面倒
  • 集団への不適応。
  • 精神的な疾患による、引きこもり状態
  • 非行傾向
  • 深夜徘徊や不定期登校を繰り返す。

 

そっとしておいてほしい」「放っておかれるとさみしい」「私(僕)のことをもっと見て」反抗の影には、そんな気持ちが、あります。

 

いじめや登校しぶり不登校ひきこもり学級崩壊キレる子ども今の10代の子どもたちに起こっている問題は、家庭の努力だけでは解決できません。昔の親が熱心で今の親が子育てをないがしろにしているかと言ったらそういうわけでありません。むしろ私たち30代40代が子ども時代は、母親も働いている家庭が多く子育ても放任主義の家庭ばかりでした。ただ1ついえることは、原因を考える前に、家庭で出来る対処法を試していくのが1番です。

 

私が 参考にしたのは、→ 「伊藤幸弘 不登校解決 講演会動画」

高校行きしぶる理由・原因

高1

高校に入学するために受験勉強や面接を頑張り無事合格。無事志望校に合格できて新しい学校生活は、明るいスタートを切れたはずでした。

 

でもうちの子にとって高校生活は「思い描いていた雰囲気じゃなかった」「勉強も興味ある分野とはいえなかった」「幼少期からのつながりがいきなり消えてしまった」など入学が転機となってしまいました。実際高校の中退(中途退学)や不登校になる子は、1年生に集中します。

 

高校で不登校になる理由

 

  • コミュニケーション能力が乏しさ
  • イジメ問題
  • 友達からボッチ(仲間はずれ)にされる
  • 自分の能力に失望
  • 病気
  • 成績不振
  • 進路の悩み
  • 高校で自分は何を学ぶのか?漠然とした不安
  • 人生の悩み
  • 友人関係
  • 居場所が見つからない
  • 兄弟姉妹が不登校
  • 兄弟姉妹が退学している
  • 保護者の過干渉
  • 本人の性格気質
  • 先生との相性
  • 部活をやめた

 

高校生活は、社会の縮図みたいなもの。人間関係はより複雑になりTwitterやLineなどSNSによるイジメも増えてきます。TwitterやLineをブロックされる、TwitterやInstagramへの不適切なコメントなど私たち親世代では理解できない渦に巻き込まれやすいのが現代の子供たちです。

 

 

SNSいじめ

 

  • Lineの既読無視が原因でいじめられる
  • リアルに無視(シカト)
  • 同じクラスや部活のメンバーなのに1人だけグループトークに招待しない
  • 招待されグループに加わっても自分の存在をなくものにされる、自分の発言は無視され他の人のトークだけ盛り上がる
  • ボッチ(仲間はずれ)
  • スマホやiPhoneのカメラで下半身の写真を撮影しばらまく
  • 彼氏彼女との性交動画を流出させる
  • 顔写真と裸の写真を合成させてネット(SNS)で晒す

SNS

保育園や小学校のころから行きしぶりがあり相談室(保健室)登校だった子どもは、高校生活にもなじめず不登校になるか新しい環境が転機となるかのいずれかです。だれとも話さないような暗い中学生活を送っていた子が住まいから離れた地域の私立高校を受験し成績トップで卒業し大学に進学したという話もよく聞きます。良くも悪くも高校生で新しい環境になることは子どもに大きな影響を与えます。

 

一方で小学校も中学校もちゃんと無遅刻無欠席だったのに高校生で不適応を起こす子どももいます。進学校に進み学習面での挫折が原因となることもあります。義務教育でないので教室に入りたくない子が保健室登校では単位がもらえないのが小学校や中学校と違う点です。


定時性や通信制で学ぶ場所を変えるのも1つの方法

分岐点

欠席日数が多いと留年・退学せざるをえなくなります。高校は、全日制がすべてでは無いので逆に定時性や通信制という選択肢も増えてきます。

 

どうしても環境に合わないのであれば定時性や通信制で学ぶ場所を変えるのも1つの方法です。一昔前まで働きながら学ぶイメージだった定時制高校。最近は昼夜逆転している不登校の子の受け皿ともなっています。さまざまな年齢の人が学ぶため良い刺激になることも多いようです。午後(夕方)授業をさまざまな年齢の人と一緒に受けることで立ち直っていくこともあります。不登校に対するサポート支援を行っている学校もあるので調べておくといいかもしれません。必要な単位を修得すれば全日制と同じように卒業できるので大学や専門学校への道も開けてきます。

 

親としては、将来のことを考えると不安や心配でいっぱいになります。私は、子どもが行きしぶったとき首に縄つけてでも高校に行ってよ!と思っていたほどです。ようやく立ち直った今は、あの頃は何だったんだろう?と思うほどです。

 


母親は、子供のためにどうすれば良い?どうしたら通えるようになる?

悩む

保育園のころも「行きたくない」と泣いたりわめくだけでストレスを感じていた私。年上の先輩ママに子育てのことを言われたのも気に障っていました。保育園児でも小学生も中学生でも高校生でも行きしぶる子供のために親はどうすれば良いのか?どうしたら通えるようになるのか?と悩みます。

 

私も、子どもの心に寄り添い見守ることが対処法なんだろうな〜と頭でわかっていてもうまくいかず心を閉ざしてしまったり逆ギレすることが多かったです。いつも親子関係がぎくしゃくしていて子育てが間違っていたのではないかと悩みました。

 

保育園や学校に行き渋る子どもに対し怒鳴って怒って何が何でも無理やりにでも行かせた方が良いよという周りの保護者。(わたしもこんなかんじでした)

 

先生の話では車で登校させて引きずるように力づくで車からおろし校門前で泣きわめく子どもを置き去りにする保護者もいるそうです。言葉や暴力でねじふせても良い結果につながりません。学校側に100%丸投げのお任せ状態では、現在進行形で「行きたくない状態」の子どもをフォローできません。

 

最低限、担任や養護教諭にお願いするなり電話するなりしておくことは大事だと思いました。校門前に連れくる保護者は、まだ学校に通わせる気がありますが中には学校からの連絡を一切遮断し保健の先生や担任の先生が、訪問されても話そうとしない親も少なくないようです。確かに家でギクシャクしているところを訪問されても迷惑といえば迷惑なんですけどね。

 

100人100通りの対処法

 

100人の子供がいたら親の対処法も100通りです。タイミングも環境も子ども自身の心身の状態も影響を及ぼします。最初は、1つの方法を試してみて子どもの様子を見てダメなら次の方法を試していくのが良い方法かもしれません。母親ノート法は、自分(保護者)自身の子育てに対する気付きが見つかるかもしれません。

 

少しでも変化が見られたら正しい方法ということになります。

 


保育園や幼稚園のいきしぶり

泣く子供

保育園や幼稚園のとき、登園しぶりをしたことが、ありませんか?
我が家の娘も息子も登園しぶりがありました。バス停で泣き叫ぶので、恥ずかしいし「育て方が悪いんじゃないの」と先輩ママにいわれストレスになっていました。でも保育園の先生から、「今、休みを認めたら休みぐせがつくから、将来不登校になるよ」「泣いても、わめいてもいいから連れて来てください」といわれました。娘は、泣き叫びながらバスにのせられていました。先輩ママは「うちの子、泣かずに乗って行ったよ」と精神的にキツイヒトコト。

 

バス停に向かう足取りも重く全てがストレスでした。保育園のころ登園しぶりをしたから小学校中学校で不登校になるというわけではありません。情緒不安定で泣く子もいれば母親と離れたくない(愛着の深さから)泣く子もいるのです。

 

子どもの育て方には、正しいか正しくない、間違っている、間違っていないなんて周りが判断することではありません。子どもが何才になっても正解なんて無いからです。シングルマザーで育てていたので家庭環境に負い目がありました。学校に行き渋るのは、ストレス耐性やその子の性格・周りの環境など複雑です。

 

バス停で泣いた泣かなかったか?はその後の成長には、影響しません。若いママさんは、バス停で泣いても心配不要です。私は、先輩ママの言葉にナーバスになってしまったけど泣くのは、数年だけ・・がんばってくださいね。


発達の偏りが気になる