通信教育やインターネット学習で勉強の遅れを取り戻す
不登校ひきこもりを解消し学校に通えるようになっても授業が理解できず学習のつまづきから再び不登校になる子は、少なくありません。
不登校になると一刻も早く学校に行って欲しいと思ってしまいます。私は、「勉強できなくてもいいからとにかく学校にかよって!!世間体もあるし!」と思っていました。
でも登校できない期間が長くなると休んでいたブランクで学力は低下しています。学習面でのつまずきは子供の自信を喪失させるきっかけになるので子供の負担がない程度にインターネット学習などを取り入れるといいかもしれません。
学習のつまずきは、学校との連携や協力が不可欠です。可能であれば塾や家庭教師、引きこもっているようなら家庭で学習できるようにインターネット学習や通信教育などの課題のある学習に取り組ませてもいいと思います。
不登校児とインターネット学習の相性はバツグン
親が焦ると子供にプレッシャーがかかるので無理強いはせず主導は子供とします。不登校の子は、学校に行けない、行かなければ!親も悲しませたくない。行かなければ!できれば行きたいでも行けないという先の見えない苦しみや葛藤の中にいます。
勉強が嫌で不登校になる子は少なくいじめや精神面でのトラブルが原因となることが大半です。不登校がきっかけで学習面でつまづかないために家庭でさりげなく支援していくのが理想です」。過去は、変えられません。少し回り道をしてしても笑顔で復学できたら不登校の過去なんて傷じゃなくなっています。
知り合いの子供は、不登校だったけど復学して大学に進学しました。もう一人は、運動部に所属し今年の夏に全国大会に出場しました。全日制高校だけが全てではないし自分の居場所が見つかれば生き生きとした毎日が送れるようになります。
こじらせてしまっているときは、親が何を言っても無視するし扱いが難しいと悩んだときもありました。できなかったことや過去をふりかえるより本来得意な分野があればそこを伸ばしたり認めることで自己評価を上がっていきます。
インターネット学習で自信を取り戻す
周りの子供たちのように学校のカリキュラムに沿った授業についていけないと再び学校に行きたくないと言い出すかもしれません。可能であれば家庭教師や塾を探したりインターネット学習や通信教育を提案してみるのも1つの方法です。
不登校の子は、家でパソコンやスマホをやっている時間は長いのでインターネット学習の相性はバツグンです。
インターネット授業(動画)は、何度でも見直すことができ1日中朝でも昼でも夜でも深夜でも365日24時間閲覧できます。また体調不良のときは、月額使用料は支払わなければいけませんが塾や家庭教師のようにお休みしたとしても月謝が無駄になることもありません。自分の好きなペースで続けられるため不登校の子供にも負担が少なく各教科のサンプル動画も聞きやすくわかりやすい内容になっています。
中学生コースは5教科 (数学、英語、国語、理科、社会)。高校生コースは、5教科9科目 (英語、数学、国語[古文、漢文、現代文]、化学、生物、物理、日本史、世界史、地理)などになります。閲覧してみるといいかもしれません。
学校を休みはじめたきっかけ
学校を休みはじめるきっかけは、子供によって様々。何か特定の理由というより思春期ならではの対人関係の悩みやストレス・不安・コンプレックスなどです。些細なからかいに傷ついたり友達関係も複雑になるので「いじめ」につながることもあります。友達や家族に当たり散らすことでスッキリする子もいるし自分の中で溜め込んでしまう子もいます。子供は、ストレス耐性がついていないので1つの問題が起こったとき悲観的になる子もいるしマイナスを力に変える子もいます。完璧主義な頑張り屋さんほど自分の不完全さに落ち込みストレスを抱え自分を卑下します。
- 友人関係(いじめけんか)
- 友達や先輩とのコミュニケーションがうまくとれない
- 授業が理解できない
- 話しかけても無視される
- 不器用で運動が苦手
- 肥満をからかわれる
- 仲間はずれにされる
- 勉強の問題(授業がよくわからない成績が落ちてきた試験が嫌い)
- 学校の先生がうるさい(注意する・うざい・怒る・体罰を受けた)
- 入学や進学進級で環境になじめなかった
- クラブ部活動でのいじめ仲間はずれ部員先輩後輩との仲が悪い
人生には適度な休息も必要です。学校に行けなくても完璧じゃなくても良い、ミスや失敗しても良いということが子供に伝えながら少しでもリラックスできる場所や時間を確保することが大切です。
通信教育で授業の遅れを取り戻す
一昔まえまで不登校=家庭環境が悪い、落ちこぼれがイコールで結ばれていました。今は勉強も運動も平均以上にできる能力が高い子が学校に通えなくなる時代です。きっかけは、些細ないじめやトラブルが多いようです。先生が勇気づけるつもりで言った言葉に傷つき学校に行けなくなった子もいます。
どこにでもいる「ふつうの子」がある日をさかいに登校しぶりをはじめます。最初は、親も焦って「行きなさい」「なんで行かないの?」と子供に詰め寄ります。しかし思春期の子供の心は扱いが難しく親が学校に行かせようと必死になっても逆効果となります。
私も「死ね」「うざい」「くそばばあ」と言われ話しかけても子供かた無視され自分の子供なのに扱いに苦慮しました。暴言を吐かれてもお母さんはあなたの「味方」というメッセージをを送ればよかったのにいつもガミガミ怒鳴ってこじらせてしまいました。
一生懸命育てているから、子供のことが心配になり悩んでしまう・・学校に通うのは、最終目標で、授業の遅れも通信教育やインターネット学習を活用することで解決できるなら割りきって活用した方がいいです。私は、子供が不登校だったとき学校にいけないことに気をとられしまったのでもう少し別の方法をしめして上げればよかったと思っています。
学習のつまずき
中学高校と不登校になりひきこもる子どもたちは、増加する一方で20代30代で家庭内にひきこもる若者は、深刻な社会問題となっています。物理的には恵まれている時代、精神面で満たされない思いを抱えたり自分自身に満足していない子が多いようです。
ストレス社会で情報過多の現代、いつ誰がイジメの加害者になるか被害者になるかわかりません。親子関係が希薄で虐待・過保護・過干渉などの影響を受ける子もいます。
中学生高校生のときに不登校を経験し20代になっても30代になっても職に就かず何年も何十年も引きこもる30歳以上の中高年の引きこもりは70〜80万人もいます。不登校で学校に行けないのも10代のうちに復学できればその後の人生にマイナスになることはありません。30代・40代になっても無職で仕事もできないないなら収入もありません。親の年金を頼りにしなければならない人にはならないように・・、将来のことを考えるとものすごく不安だと思いますが、まずは10代で復学を目指しましょう。でも長い間かけてこじれてしまった問題は、すぐには解決できません。今日明日復学することを考えるより1年後2年後長いスタンスで目標を持ったほうが良いです。学校に通えないと親も子供も苦しいです。復学できるのは、1年後の15歳かもしれないし3年後の18歳かもしれないけど20代30代でニート(引きこもり)にならないように少し遠い目標をたてると良いかもしれません。