高校中退!からの学校探し、新しい進路で可能性をひろげる

授業の遅れは、取り戻せる

中退しても人生は終わらない

 

中学校で不登校だった子、保健室登校していた子、いじめで高校を中退した子、高校で活路を見出し国立大学や私立大学に進学しました。

 

大学進学だけがゴールではありませんが、共通していえるのは不登校でも中退経験があっても、人生の終わりではないことです。

 

失敗しても落伍者ではない

 

子どもが不登校になると、親は育て方が悪かった?原因は担任、先輩、顧問、クラスメート、本人の性格と原因を探りたがるものです。でも不登校は、人生の落伍者(らくごしゃ)でもないし、引きこもりは落ちこぼれではありません

 

短期間で立ち直る子もいれば・・何年もこじらせてしまう子もいます。何度もスタートすれば良いと思うし周りの視線は(気になると思いますが)気にしすぎない方が良いです。

 

不登校の過去は黒歴史ではない

 

 

中学校に入学してすぐに不登校になった子がいました。しかし中学3年になる頃には、皆と同じように高校を受験しました。欠席日数が多かったために受験時に作文を提出し面接でも欠席した理由を聞かれたようです。親も子も気をもんだものの志望校に合格して心機一転新しい道に進みました。

 

女子が多い学校だったため派閥に入れず、通学途中、あからさまに悪口をいわれるようになり不登校となり1年で退学することとなりました。転入や編入学可能な中間定時制の高校に入学し同じ学年の子より1年遅れで高校を卒業しました。

 

高校卒業後に希望の職種に就職したものの、やはり1年足らずで挫折。今は、まったく別の仕事に就いています。自分の思い描く理想と現実の壁を乗り越えられずにいましたが、ようやく笑顔が見られるようになりました。彼女は、まわり道何回も挫折したし、回り道もしたけれど、不登校の過去は黒歴史ではない昔のことを言う人はだれもいません。

 

回り道は損ではない

 

人より余分に回り道をしても、損をしたわけではありません。時間がかかっても人生に余分な時間は一つも無いです。他の人が味わえない経験が今は役に立たなくても将来役立つ日が来ると思いませんか?

 

中学や高校で不登校だも自分を受け入れてくれる進学先(目標)を明確にすることで、自分の居場所はきっと見つかります。

 

 

自分に合った学校を選ぶ

 

通信制高校、定時制高校、高卒認定予備校、高等専修学校、技能連携校、サポート校、留学といった選択肢があります。


 

逃げることは悪くない、やめることは悪くない

 

中退したことで、その後のデメリットといえば就職試験で書類で落とされるとか面接で説明を求められることぐらいです。ただし大卒が受ける大企業などの場合です。ただ、面接官も学校を休みがちだった子を受け入れて働きたくないと辞められるようでは、困るのでどうしても説明を求められます。過去はどうであれやる気が感じられたり本気で取り組む姿勢が大事です。

 

最近の面接官は、「長所」より「短所」を聞くそうです。私は、こんなに良い子ですよ!というアピールより正直に「辛い経験や挫折を味わったからこそ、今の自分がある」と言えるほうが、信頼性がありますもんね。就職が決まってしまえば過去の不登校で不利益を被ることがありません。大事なのは今ということを忘れないでください。

 

中退は、人生を逃げ道ではありません

 

高校を中退して通信制高校を卒業するのは理想です。しかし現実には、中学校不登校、通信制高校も中退という子がします。学力がないとかコミニケーション能力が低く、新しい環境でもうまく行かない子もいます。留年や退学は、恥ずかしいことでも不名誉なことでもありません。長い人生の中で失敗や挫折のない人生なんてありえません。あのとき回り道したけど、と思える人生が待ち受けていると信じて子供さんと接してください。

 

高校の進学率は98%学歴の格差が少ない日本

 

平成22年から公立高校の就学支援金制度が始まりました。私立高校にも世帯収入に応じて(11万8800円〜23万7600円)就学支援金加算制度があります。文部省の調査によると全日制高校の進学率は94.0%、定時制・通信制(本科)の進学者を含むとおよそ98.2%が進学しています。アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・韓国と比較しても日本は、高い水準です。

 

学歴の格差が少ない日本だからこその「学歴差別」

学歴
義務教育の小中学校を卒業しても高い進学率で高校に入学するため諸外国と比べて学歴の格差は少ないといえます。逆に最終学歴が中学校卒業(中卒)や高校の「中途退学(中退)」だと差別されやすいといえます。

 

普通科のほかに総合学科、商業科・工業科・農業科・家庭科(家政科)・看護科などを卒業してからの進路が別れます。平成24年大学短大の進学率は、53.5%。専門学校への進学率は、23.5%。就職するものが、16.8%です。しかし60人に1人(5万5702人)が高校中退者です。生徒の数は、少子化の影響で減少している中で不登校の数は、減っていません。

 

小学校では、311人に1人の 2万2463人、中学生では37人に1人の9万7428人が不登校。原因は、いじめ・友人関係・情緒的混乱や情緒不安、人間関係・無気力・遊び・非行・家庭の不和、家庭環境・親子関係・親の離婚・再婚・破産などの経済的理由・生活環境の変化、無気力、入学・進級・学校や学級に対する不適応、クラ ブ、部活動の不適応、進路にかかわる不安、教職員との問題・学業不振などです。


 

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